数年前より、都市を食べられる森にしていく『アーバンファーミング』という取り組みが世界中でムーブメントを起こしています。
都市では、農地以外での食べ物を育てる場所というのは、個人の庭やベランダなどの限られた場所しかありませんでした。ところが近年、自然災害や食糧危機、癒しの時間と空間を求めて、都市の屋上緑化や公園などの場所での菜園づくりが始まっています。
今回のイベントは、サステナブルな環境事業にフォーカスされ、ShareSeedsの活動も取り上げていただき出展させていただくことができました。
たねBOXはブース内に4台設置させていただき、大勢の方が立ち寄ってくれて興味・関心を持っていただくことができました。
持ち帰ってくれたタネ達が、それぞれの環境で蒔かれ『愛と感謝の循環』が生まれていくことを楽しみにしています。
お誘いいただいた主催者様とご訪問いただいた方々に感謝致します。
ありがとうございました。
青山ShareSeeds企画第3弾となる上映会を開催しました。
今回の映画をするきっかけは、上映配給者の藤本エリさんとのご縁からでした。実は、私の娘が通っていた幼稚園に、偶然にもお子様が通われていて、私のことを噂で聞いていらしたそうなのです。そして、5月に開催されたアースデイ東京にShareSeeds出展をした時にブースに訪問されたのがご縁で、上映実施の運びとなったのです。
いつものことですが、タネは人と人を繋ぐことを実感します。このご縁にも感謝感謝!
開催当日は、昼の部・夜の部ともほぼ申込み満席で迎えることが出来ました。
上映会実行委員会を立ち上げ、受付・映像等のサポーター6名のたねびとにご協力をいただき、無事に上映を開催することができたことに感謝です。
ご参加いただきました皆様、会場の地球環境パートナーシップ様に感謝です。
映画のあらすじ→こちら
7月の”たねミーティング”は、横浜市戸塚区にある「カフェゆっくり堂」で開催しました。
こちらのたねBOXは、今年の3月より設置させていただき、ナマケモノ倶楽部様の定期的なイベント開催時に店内及びイベント会場にて設置いただいています。訪問者様からはたくさんの共感をいただいているとのことでした。この場所は、文化人類学者・環境活動家の辻信一さん達が率いるナマケモノ倶楽部様の主催されている場所です。土壁が使われている建物は、とても居心地の良い空間です。
今回の参加メンバーは、千葉県御宿町でShareSeedsをはじめたいナオカさん、茅ヶ崎市でEdibleParkという貸し農園に通われているマイさん、近所にお住まいのノイさん、アソシエとう団体の理事をされている貞末さん、ナマケモノ倶楽部スタッフの上野さんがご参加いただきました。
たね談義をしながらのたねBOXの整理は、いつもの様にとても楽しいです。
春蒔き用のたねから、秋蒔き用のたねを入れ替えました。
今後は、管理人の上野様が引き継いでいただくことになり、近隣の大学生や農家さんたちを巻き込んでのShareSeedsが活発に行われていきます。戸塚ShareSeedsが始まっています。
SEED.コミュニティ、是非、皆さんも地元で初めてみては如何でしょうか。
『SEED〜生命の糧〜』の試写会を開催した翌日より、東京渋谷の映画館イメージフォーラムを皮切りに、全国順次ロードショーがはじまりました。そして配給者様より、上映後のトークゲストのお誘いをいただき、ShareSeeds活動について、仲間と登壇させていただきました。私どもは、普段、会社員をしていますが、ShareSeedsは誰でもはじめることができること、種は自立と持続可能性の象徴であることをお伝えしました。また、皆んなで行動を共にすることで、一粒万倍の様に、タネも幸せも増えていきます。
映画終了後、ユナイテッド・ピープル代表の関根さんへ、愛情たっぷりのたねBOXを寄贈(たねBOXは小林さん製作、シェア種及び備品は末木が用意)させていただきました。
関根さんは、このたねBOXを全国の劇場で紹介し、多くの共感者を集めたいとの嬉しいお言葉も頂戴しました。早速、福岡で紹介され、シェア種はほとんど旅立っていったそうです。そして、参加者様から新たな種がシェアされたそうです。正に恩送りですね。
今後の展開が楽しみです。
ユナイテッド・ピープルの『SEED〜生命の糧〜』正式HP
6月28日(金)、たねミーティングで使用しているGEOCにて、配給者様のご好意で上記の映画『SEED〜生命の糧』の試写会を開きました。
この映画は、2年程前に世界中で上映され、200万人以上の人々が鑑賞された超話題のドキュメンタリー映画であり、バークレー在住のたね仲間も絶賛する映画です。
この映画は、種の多様性の危機をきっかけに製作されたそうです。既に94%もの種子が20世紀に消滅してしまっており、今後、種子による食糧危機の恐れが危惧されています。今まで私たちは、世界中で起きている事実を知る術もありませんでした。世界で起きていることですから日本にも、既に多様性の危機に気づかなければなりません。
そして、世界中で種子を次世代へと繋げる取り組みが紹介されます。世界では、シードバンクや種の交換会、小規模の家族農業など持続可能な農業に取り組んでいるのです。
この活動を続けてきて、早6年目ですが、種子法廃止をきっかけに多くの人が種子に注目するようになりました。来年には遺伝子組換えの表示義務まで廃止となってしまいます。これでは、カナダ、米国と同じ状況になり兼ね合い訳ですね。この映画をご覧になられた参加者の皆さんも危機感を抱いと思います。
では、私たちができることは何なのかを考えると、大きなことでなくても良いから、庭やプランターからでもタネを蒔くアクションを起こすことだと思います。
ShareSeedsは、誰でも始められるスターターとしてホームページを作成しています。皆んでタネを分かち合える仕組みをデザインしていきましょう。
是非、大勢の方に観て欲しいと思います。
オフィシャルHP: http://unitedpeople.jp/seed/ 2019年6月29日(土) シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
大田区池上にある持続循環型の古民家コミュニティスペース『HITONAMI』様に、たねBOXが設置されました。
この実験は、たねBOXの旅を通じて訪問される方々との交流をデザインしていくコミュニティデザインにあります。
知人を通じて、オーナー様に提案をさせていただきましたところ、即決で快諾をいただくことができました。
古民家をリノベーションされて、居心地も良く、庭のパーマカルチャーガーデンも素敵でした。オーナー様は、ここで地域の子供達とつながりをデザインしたいとのお話をいただきました。ガーデン、食、裁縫などのものづくりを通じた学びの場となることを期待したいです。
この日に訪問された方が興味深くたねBOXをご覧になり、種をいただいてくれました。
たねBOXを通じて、地域の皆さんとの会話が出来たこと、本当に嬉しかったです。
しばらくの間、此方にお世話になります。
素敵な出逢いが、沢山生まれますように!
『HITONAMI』HP:http://hitonami.info
SEED JOURNEYのはじめかた→こちら
5月の”シェアするたねミーティング”を開催しました。
今回も、多様な方々が訪問下さいました。
たねミーティングに参加された方のホッと話を紹介したいと思います。
・(大学生とお母さん)大学生の息子さんは、カブトムシなどの山に生息する虫が大好きで、毎年夏はカブトムシ捕りに明け暮れているそうです。ダムの開発などの山林の破壊により、カブトムシ等の昆虫が激減している話を伺いました。カブトムシも土が無ければ生きていけません。今回のミーティングに参加して、全ての生命の根源がタネ(種子)であることに気付かれ、地元(福岡)に帰ってこの活動を広めたいと共感をいただきました。ありがとうございます。是非、頑張って下さい。
・(狛江市からのKさん)地元の自然食品店にたねBOXを設置する準備をされているとのことで、シェア種をお分けしました。此方のお店では、定期的に食のイベントも開催されているそうです。たねBOX設置店がシードコミュニティとして活動拠点となることを期待したいです。
・(オラウータンの生息する熱帯雨林を保護されている親子)比叡山延暦寺で1200年以上も灯り続ける『千年油』の話を伺いました。ここでは、「不滅の法灯」があります。以下、引用(秘仏・薬師如来の宝前を照らす灯火は、1200年間、毎日菜種油を注ぎ続けられ、一度も消えることなく輝き続けているためそういわれている)
「油断」という言葉も、そこからの由来だったとは!
・(静岡県からのYさん)、のらぼう菜やムクナ豆などのシェア種をご持参いただきました。ありがとうございます。
今回のたねミーティングでも、たねを通じて、多様な話題があがりました。ご参加いただきました皆様に感謝します。
*地球環境パートナーシップGEOCでは、ShareSeedsのビルダーやたねのシェアに来られる方々が交流を持つ、”シェアするたねミーティング”を開いています。
*ミーティングは誰でも参加することができます。
毎年、4月に開催される『アーズデイ東京』に出展しました。
ナマケモノ倶楽部様からの出展のお誘いをいただき、「しあわせの経済」アライアンスとして初出展しました。
二日間に渡り春の晴天に恵まれ、大勢の方にShareSeedsを知ってもらえる機会となりました。訪問者様からは、”自分の住む街でもはじめてみたい”、”家庭菜園をはじめたばかりでどんな種を蒔けば良いか考えていた”、”都市の真ん中で種の活動をすることは意義深い”、”早速、たねBOXを作りShareSeedsをはじめてみたい”、”家にハーブの種がたくさんある、今度持ってきますね”などなど、とても多くの共感をいただきました。
また、「しあわせの経済」活動の中で、私たちの活動がどう結びついていくのかを考えていくと、今の日本の暮らしが向かう未来は、何か昔からある『懐かしいもの』をみんなでデザインしていくことが求められているのではないでしょうか。その機会を作る手段として、この活動は活かされると信じています。共感者が自主的にはじめられる仕組みづくりをデザインしていきましょう。
種は人を繋ぐタイムカプセルです。
都市の中心で、たねBOXを囲んで種のシェアリングを起こすことは、失いかけた”心の豊かさ”を呼び戻してくれると信じています。
地球のことを考える日に、ShareSeedsができたことを感謝致します。
そして、ご訪問いただいた皆様、出展の機会をいただいた主催者様のご好意に感謝致します。
たねと私たちの旅は続きます🌱
3月のたねミーティングを開催しました。
2月に続き、今回のたねミーティングでも『土』に焦点を当てたミーティングを開きました。その話の中から、参加者全員の関心ごとが『コミュニティづくり』となり、ミーティングの議題となりました。
『土』の話しは、原宿Catsストリートでの清掃活動(5年)をされている環境活動家の”中村元気”さんをお呼びし、活動内容やコンポストでの堆肥づくりの活動について、お話をいただきました。彼の活動は、『循環』を生活のサイクルに落とし込むことから、「つながり」のあるコミュニティづくりへと広がることを活動の軸に置かれていること。コミュニティづくりで大切にしていることは、 ①楽しい時間を過ごすこと。 ②何か困った時に助け合う関係性をデザインしていくこと。
『つながる』『循環』は、自然界の仕組みからも理解できます。そして、土の仕組みが理解できると、私たちの暮らしがより豊かになることがわかりました。
参加者様からは、過疎化していく故郷を想い、東京に在住する5人の同級生が集まり地域活性化につながるプロジェクトのお話をいただきました。
地域の活性につながるアクションを起こしたい想いから、地域を巻き込んで、廃校となった体育館で映画祭を開催されたのです。詳細はこちら
地元住民と故郷を想う都市住民とのコラボレーションにより、都市と地方との助け合う・分かち合う関係性が生まれることがわかりました。今後、こうした活動が増えていくことが楽しみです。
そして、残念なお話になります。
GEOC(環境省管轄)のたねBOXは、今月を持ちまして設置が終了します。4月以降も、継続的な設置を希望していましたが、GEOCとの覚書どおりに3月までの設置で終了となります。
GEOCでのShareSeeds活動は、新たな出発をします。引き続きシェアするたねミーティングを開催しつつ、皆さんと一緒に未来のたねを考えていけたらと思います。
どうぞ、今後ともたねミーティングへのご参加をお待ちしています。
ご参加いただきました皆様、たねBOXの設置にご協力いただきました環境パートナーシッププラザ(GEOC)のスタッフの皆様に感謝致します。
*地球環境パートナーシップGEOCでは、ShareSeedsのビルダーやたねのシェアに来られる方々が交流を持つ、”シェアするたねミーティング”を開いています。
*ミーティングは誰でも参加することができます。