里都山自然農 小さな楽園♪ vol.17

《新緑の楽園Life》

6月に入り始めての楽園入りです。

先日の楽園塾では、雑草について話しました。

自然農では、雑草も虫も敵としません。ありがたい大地からの恵みなんですが、世間一般の常識では、なかなか理解が得られないところです。私たちの暮らしは、知識・ノウハウばかりが優先され、五感という感性を養う機会が少なくなってしまいました。

現代社会の教育を考えますと、子供たちの創造力の芽を摘んでしまう環境に置かれていることが懸念されます。

ここ楽園塾では、ノウハウなどの教え込みはせず、自然農のルール(耕さない、持ち込まない・持ち出さない、草や虫を敵としない)を伝え、土と種を実際に蒔く体験を尊重しています。

体験後の個々人の意見もそれぞれですが、全員の方々が土に癒された、小さな生命と触れ合うことができたという実感を持ち帰っていただいているようです。自然と畏敬の念を抱くとこにつながっていくのでしょう。

「小さな農」とは、思想であり哲学なのでしょう。

小さな子供達が後先を考えずに無我夢中になって遊ぶ状態と同様の感性が、ここにはあるのかと思います。

 

 感性を大切にしていきたいです。